カエデ属植物と機能性研究報告
カエデ属植物は古来から生薬として使用されてきたことが昔の文献で示されています。
例えばAcer barbinerveは毛脈槭(もうみゃくせき)と呼ばれ、樹皮を中国の漢方として関節炎、リウマチなどの鎮痛剤として使用されてきたり、ネパールではAcer caesiumを吹き出物の外用薬として利用されてきました。北米ではサトウカエデ(Acer saccharum)の樹液を滋養強壮のために服用してきました。またRockey mountain maple (Acer grabrum)の枝はバラ科ザイフリボク科の枝の煎じ液と混合して出産後の女性の子宮回復や乳の分泌の促進作用を得る目的で飲まれてきた報告があります。
日本でもメグスリノキ(Acer nikoense)、は別名長者の木とも呼ばれ名の通り洗眼剤や肝臓疾患の治療薬として使用されてきました。
このような伝承的薬理作用が科学技術の発展により科学的に解明されています。
弊社ラボではもみじを含めたカエデ属植物の機能性および成分、また栽培方法や種の特性などについて研究を続けています。カエデ属植物の新しい発見を皆様にお伝えすることでカエデの素晴らしさを知っていただけるように追究して参ります。
日本自生のカエデ
海外のカエデ
つづく・・
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